収穫し終えた梨の重さを一個一個計り、だいたいの重さごとにまず分別。それを今度は贈答用にできるものと出来ないものに選り分け、ある程度の量がたまったらトラックで保存用の冷蔵庫に運ぶ。これを延々と繰り返してたわけですが、昨日で全て終了して今日はめずらしく仕事がお休み。平和だ。明日以降はまたあれこれ仕事があるんですけど、たまにはこういう日がないと。

ちなみに、自分が担当していたのは「重さを量る」という最初の過程だったのですけど、これが何かの修行かと思うくらい地味にしんどい作業。梨が詰まってるコンテナを専用の秤の上にセットすると、そこから一個取り除く度に、音声で「エム」だとか「エル」だとか教えてくれるので、言われた通りにどんどん分別していきます。歯車の一部分に成り下がり同じことを機械的に繰り返すうちに、頭がどんどん麻痺していき、「エス」か「エム」か「エル」かも分かんなくなってくる。酷いときには「エヌ」という聞こえるはずのない声が聞こえちゃったりして混乱します。紛らわしすぎ(笑)。

あとこの便利な秤(15万円!)には、一応読み上げの音声が女性の声なのにも関わらず、「はかり君」という立派な名前が(メーカーから)つけられていて、この安直っぷりは素晴らしいなと思った。農機具の名前にはひねりの効きすぎた非常にアレなものも多いので、このくらいで丁度いいのかも。