世界パズル選手権で日本チームが大活躍

ポーランドで開催されていた世界パズル選手権(通称WPC)で、日本代表として出場していた有松さんが優勝しました。おめでとうございます!今年は上位が高いレベルで拮抗していたので、その中を勝ち切ったのは本当にすごい。他にも、條さんが3位、岡本さんが4位、横田さんが12位と、全員が素晴らしい成績でした。

優勝者を決めるプレーオフは、3日間に渡る戦いを勝ち残った4人で争われるのですが、そのうち3人が日本人という夢のような展開。しかし残る1人は、この大会2連覇中(通算7回優勝)のドイツのUlrich。今まで何度も日本の前に立ちふさがってきた大本命に、最後の最後で有松さんが競り勝ってくれました。個人戦で日本人が優勝したのはこれが初めてです。すごい。

また、4人の合計得点などで争う国対抗の団体戦でも、アメリカについで準優勝。今年はアメリカ・ドイツ・日本が頭一つ抜けており、どこが優勝してもおかしくないギリギリの勝負だったので、選手の皆さんは悔しいところだと思います。しかし、個人と団体のW優勝も夢じゃないと思える大活躍でした。選手の皆さんおめでとうございます&お疲れ様でした!

この世界パズル選手権は、知識を一切必要としないロジカルなパズルが出題される大会で、毎年この時期に各国持ち回りで開催されています。日本代表の選手になるには、日本パズル選手権(通称JPC)という大会で上位に入る必要があり、今年の選手も9月に行われた大会で選出されました。誰でも参加できるオープンな大会ですので、パズルが好きという方はぜひぜひ次回以降ご参加ください。ちなみに、今回の代表は全員過去にJPCで優勝を経験していたりするんですよね…。レベル高い…!

また、質が高く面白いパズル誌の発行、日本パズル選手権の開催、代表選手の派遣などなど、ずっと昔から支援してくれている世界文化社さんの力も見逃せません。報道に使われている写真で、ど真ん中に堂々と「世界文化社」の文字が見えますが、あれくらい目立っていいと思います(笑)。後日、その世界文化社さんのパズル誌「ナンプレファン」や「クロスワードファン」などに、大会レポートや実際の問題が掲載されると思います。ぜひぜひお買い求めください。そして、楽しみながら力をつけてあなたも代表に…!