ハニカムトランプのはさみ

第49回の問題の「ハニカムトランプのはさみ」を解き終えました。これくらいの複雑さ・難しさの問題は解いていて面白いなぁ。解ける人がかなり限定されちゃうのがネックだけど…。

トランプを題材にしたパズルは面白いこと間違いなしなのだけど、やはりスーツを書き込むのが大変でした(以前にも書いた気がする)。最初から描き込まれているきれいな記号と、自分の描き込んだぐんにゃりした記号に差がありすぎて、解いていて情報が頭にすんなり入ってきません。使用する筆記用具は基本的に黒一色なので、ハートとダイヤの見た目も違ってきます。細かなところでストレスを感じてしまうのだよなぁ…。

これはトランプなどの記号を使ったパズルに限った話ではなく、ナンプレなどの数字を書き込むタイプのパズルにも言える話だったりします。写植の文字と手書きの文字の違いは結構大きくて、使われている書体によっては、どうも解き辛いってことがある。かと言って、「ヒントとなる表出数字が自分の書いた文字だと解きやすいのか」と言うと、そうでもなかったりするのが面白いです。問題を作っていると、すべての文字が自分の手書きという状況によくなるのだけど、これが案外解き辛い。最初から書き込んである文字と、自分で書き込んだ文字では、その文字が持っている情報の重みが違うので、完全に一体化しちゃうと情報まで一緒に消えてしまうのですよね。

このあたりは編集の仕事になってくるので、問題の作り手はほぼノータッチな部分ではありますけど、問題を解く上で非常に重要な部分なんだから、もっと深く考えてみる価値はあるんじゃないかなー、と思いました。