パズルのある生活

こうしょっちゅう(年2回・合計約2ヶ月)佐渡へ来ていると、「一体どんな生活をしているのか」と聞かれることがありますが、自分でも時々分からなくなったりするので、そりゃ他の人からしたら見当つかないのも当然ですね。まったく、どんな生活をしているんだか。
現在の収入は、パズルを作った際の原稿料のみ。それ以外の収入は、まったくありません。これはここ数年ずっとです。正直なところ、細々と生活していくので精一杯だったりしますが、何とかやれているので何とかなっているのでしょう。

その分、時間に関しては、一年を通してかなり余裕があります。雑誌の依頼の時期にはかなりムラがあるので、立て込む時期は鬼のように立て込み、暇な時期はとことん暇、という感じ。もう少し全体を均すことが出来れば良いのだけど、現実問題としてはまず不可能でしょう。難しいところです。それでも、トータルすれば空いている時間の方が圧倒的に多い。結果として、曜日という概念がなくなり、だらりとした生活になりがちなので、最近は意識して土日を休みにするようにしています。なかなかいい感じ。

そんな有り余る時間を活かし、実家の仕事で人手が必要な時期には、佐渡に来て昼農作業・夜パズルという生活を送っています。「将来的には完全にそういう体制に移行しちゃえば」ともよく言われますが、魅力的だなぁとは思いつつも、現時点ではまったく考えていません。仕事の面でもプライペートの面でも、体が東京にあるメリットがとても大きいのだよなぁ…。

全体的にもうちょい頑張らないといけませんが、10年ほど前にパズル作家という職業を意識して以来、少しずつでも着実に前進はしているようなので、あせらず今後も活動していきたいと思います。