ネット予選感想

JPCのネット予選の各問題ごとの感想を、覚えているうちに書き留めておきます。

1「16x16ナンプレで間違い探し」 4分
「なるほどこう来たかー」という感じ。まずは全ての二桁数字に印をつけて探索。その後は一桁数字を端から順番に。同じ列(行・ブロック)に2つ以上間違えた数字があると、探し方によっては見つからなくなるのが厄介ですね。当然この問題でもそうだろうなと予想していたので、最後の1つはあっさり見つかりました。
2「第16回JPC記念クロスマッス」 4分
一番最初に取り組んだのですけど、頭がまだふわふわしていたのか、なかなかスピードが上がらず手間取ってしまいました。中盤に解くべきだったか。
3「Dice-K」 3分
トライアル版での経験を活かし、ある程度のところまで探したら、そこを取っ掛かりに一気に決めてしまいました。実質3x3のブロックを配置することになるので、形による紛れがないんですよね。
4「四者四様」 3分
トライアル版に比べて紛れが多い気がしました。一気にズルズルとは決まらず、適度にストップがかかる感じが良かったです。
5「ブランチブロック分割」 4分
2x2禁が前面に押し出されていて、とても面白かったです。このパズルの面白いところを出し切った感じがします。答えをリストから探すときに、3つ目がなかなか見つからず焦ってしまいました。同じ形だったとは…。
6「シックスケルトン」 10分
序盤と終盤でそれぞれ大はまり。冷静に考えればすぐ見えたんでしょうけど、複雑なことを考えすぎてしまいました。フォームに入力する際の最後のチェックで、数え間違いを発見。危なかった。
7「テトラヘクスプレース」 11分
ネット予選開始直後にピースが風で飛ばされるというハプニングが。厚紙で用意しておくべきでした。トライアル版とは解き味が全然違う。Jが非常にクセモノでした。
8「ABOプレース」 0分
これはやっぱりパスさせてもらいました。どうにかならないものかと、終了後に頑張って解いてみたところ、ようやく色々と理解できました。ごちゃごちゃしていて好きになれなかったルールも、分かってみればとてもキレイなルールに見えます(笑)。次回出題されたら必ず解きます。
9「長方形分割」 8分
トライアル版を解いた人は、まず最初に確認したでしょうね(笑)。左上の手がかりが見えず、いきなり試行錯誤をせざるを得ない状況になってしまいました。途中で気付いて最初からやり直し。勘違いしやすい場面が多くて、とても苦労しました。正統派のいい問題だ。
10「タイルナンバー」 4分
トライアル版とは微妙に方向性の違う問題。小さなタイルが多くて苦労しました。ナンバーリンクの要素も入っているので、場合によっては理詰めにこだわらずに解く方が合ってるのかもしれませんね。
11「合計ナンプレ」 10分
めちゃめちゃ難しい…。1マス埋めたところで止まってしまい、その後は時間をただただ消費するだけ。結局解けませんでした。後でじっくり考えてみます。
12「奇偶なボンバーパズル」 3分
素直な解き味で安心して楽しめました。ヒントが二種類しかないので、取っ掛かりが見つけにくいけど、そこさえ見つかればあとは流れるような展開。完成度の高いフェアリーだと思います。
13「曲がり角指定ウォールロジック」 4分
「このマスに届くのはこの数字だけ」という箇所が多かったので、割と解きやすかったです。ほとんどウォールロジックを解いてる感覚がないのが面白い。
14「ワンタッチ分割」 3分
角をけずったのは上手いなぁ。中央下でちょっと迷いました。
15「OXプレース」 3分
間違いやすいパズルなので、時間は気にせず丁寧に。一歩も二歩も先が決まるのが面白い。初めてこのパズルに触れたときはほとんど解けなかったんですが、少しは力がついたのかサクサク解けて嬉しい。手元の資料を調べてみたら、初出はパズラーの98年8月号(200号)でした。そんな昔になるのか…。
16「数字・英字つなぎ」 1分
遠回りさせますねー。トライアル版の問題より明らかに難しいと思います。こってりしたパズルが多いので、こういうあっさりしたパズルはありがたい。
17「アダムとイヴが多すぎる」 4分
やっぱり面白い。このパズルや棒磁石プレースなど、1x2のピースを使うパズルのチマチマした解き味が自分は好き過ぎる。○の中に記号(+と-)を書き込みながら、最後までノンストップで。
18「MOZAIC」 5分
パッと見たときに決まる部分の少なさに驚きました。やっぱり図形モノは苦手だと逃げたくなったけど、すぐに大きな手がかりに気付いて事なきを得ました。図形モノらしい楽しい試行錯誤が味わえてよかったです。
19「Wei-Hwa的ナンプレ」 5分
解き方は完全に掴んでいるので特に詰まることなく解けました。「列→ブロック」という考え方が無効になるだけで、こんなに解き味ってのは変わるものなんですね。
20「斜めもあるビルディングパズル」 6分
ビルディングパズルはどちらかと言うと苦手ですが、何とか無事最後まで解ききることが出来ました…。きつかったー。ナナメには同じ数字が入っても構わない、というあたりが頭に定着しておらず、途中で何度かハタンしかけました。
21「Slash Pack」 1分
時間がなかったので、半分勘・半分理詰めで線を引いていったところ、あっさりと解けました。解答方式が優しくなっていますね。
22「エンドサム」 16分
これも大はまり。途中で何度も他の問題に逃げました。なかなか3と4の関係が見えなかった…。気付いてしまえばあとは流れるように最後まで。途中にも「おぉ」という面白い解き筋が随所に見られ、苦労した分とても楽しかったです。確実にトライアル版よりも難易度・面白さ共にアップしていると思います。

結局、8番11番の2問が解けず、合計の得点は444-(18+19)=407点でした。はまって無駄にした時間や、頭がふわふわしていた時間をかきあつめれば、ギリギリあと2問解く時間くらいは捻出できていたと思いますが、そんな絶好調のときは滅多にないですからねぇ…。自分の力を出し切れたと思います。そんなわけで、WPC代表クラスの人であれば、全問正解も十分可能だったと感じました。

内容ですが、トライアル版に比べて正統派の問題が多く、解いていてとても楽しかったです。意図して方向性を変えたんでしょうね。個人的なお気に入りは「ブランチブロック分割」「テトラヘクスプレース」「長方形分割」「OXプレース」「アダムとイヴが多すぎる」「エンドサム」あたり。多いなー。どっぷりパズルに浸かった後特有の疲労感が心地良いです。楽しかった!